児童発達支援管理責任者や児童指導員とは?資格要件や需要も解説

公開日:2023/09/15  最終更新日:2023/06/02

この記事では、最近、関心度の高い、児童発達支援責任者や児童指導員の資格要件や需要を解説します。興味があっても詳細が不明で、不安な方もこの記事を読んでいただければ詳細が明らかになります。どちらも、支援を必要とする子どもの成長やその家族を支える重要な仕事です。資格取得を考えている方の参考になれば幸いです。

児童発達支援責任者の仕事内容や資格要件

児童発達支援責任者とは、放課後等デイサービスや児童発達支援事業で、利用者の個別支援計画書を作成して、計画書に沿った支援が行われるよう管理し、療育を主導する専門職の1つです。具体的な仕事内容は、個別支援計画書の管理と、妥当性の評価・見直しです。

カンファレンスしながら、個別性に応じたサービスの提供ができるよう、管理指導します。保護者と面談し、児童の心理面、発達面の課題や家族が望むケアを聞き取りし、目標設定します。家族へ目標達成に向けて、療育機関でのサービス内容を説明し、家庭での過ごし方や接し方をアドバイスします。

略して「自発管」とも呼ばれています。自発管は、児童発達支援施設では必ず1名以上の配置が義務付けられており、児童支援員との兼務はできませんが、管理者との兼任は可能です。

資格要件として、5年以上の実務経験と、2つ以上の研修修了が必要です。具体的な実務経験とは、相談支援業務や直接支援業務があります。

国家資格(医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、社会福祉士等)を必要とする業務経験が5年以上あること、障がい者や子供を対象とした相談支援業務、直接支援業務が3年以上あることを満たす必要があります。

研修のカリキュラムは、基礎研修(26.5時間)実践研修(14.5時間)更新研修です。更新研修(13時間)は、すでに自発管として勤務している方が対象です。

新たに職業に就こうと思っている方には、資格要件のハードルが気になるかと思いますが、時間がかかっても、経験と共に取得できる仕組みになっているので、挑戦しやすい職業です。

児童指導員の仕事内容や資格要件

児童指導員とは、0歳から18歳の子どもを対象としており、放課後等デイサービスや児童福祉施設などで子どもの生活指導や、社会のルールの習得指導、学習や遊びの支援、指導する仕事です。主な活躍の場は、児童養護施設、児童発達支援センター、乳児院、障がい児入所施設放課後等デイサービスです。

児童発達支援責任者とは異なり、児童指導員は専門的な資格の取得は必要ありませんが、児童指導員任用資格の取得が必要です。児童指導員任用資格とは、厚生労働省によって定められている条件のいずれかを満たすと、取得できる資格です。厚生労働省で定められている条件は、5つあります。

1つ目は、や通信制大学で心理学、社会学、教育学部、学科を卒業していることです。2つ目は、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を所持している人です。3つ目は、高校もしくは、中等教育学校を卒業後2年以上児童保育事業に重視している事、4つ目は、3年以上児童保育事業に従事し、厚生労働大臣または、と土建府県知事から認定されることです。5つ目は、幼稚園教諭、小中学校、高等学校の教育免許を所持しており、厚生労働大臣または都道府県知事から認定されることです。

5つの条件のうち、1つでも当てはまっていれば、児童指導員として働けます。実務経験を積めば、専門的な資格がなくても、児童指導員の資格が取れるので、自分の頑張り次第で取得できる資格です。

どちらも児童発達支援事業の開業に必要な人員となっている

児童発達支援事業を開業するには、管理者が常勤で1名以上必要です。原則として、管理業務に従事します。児童発達支援責任者は、1名以上必要です。利用者が10名を超える場合、児童発達支援管理責任者に加えて、常勤2名以上(児童指導員、保育士、2年以上実務経験がある福祉サービス経験者)の配置が必要です。

基準を満たさなければ、減算となります。子どもの命を預かる仕事でもありますから、人員基準を満たすのは重要です。人員基準が満たされるまでは、単位数の30%が減算されます。

発達障害の早期診断、早期療育が、後の人生を変えるとも言われ、世間の関心が高くなっており、注目の職業となりました。新規参入する事業者が増えてきましたが、2017年には人員機銃が厳しくなりました。日々情報は更新されており、これから新規開業を考えておられる方は、最新の情報を入手できるよう努めて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、児童発達支援責任者、児童指導員について解説しました。どちらも、児童発達事業所には欠かせない人材です。

未経験から資格取得も可能で、子どもが好きな方や子育てが一段落した方の挑戦も可能で、支援が必要な子どもや家族に寄り添い、成長を見守るやりがいのある仕事です。

これからの日本を背負う子ども達の未来が、自分らしく自己肯定感を保てるよう従事する尊い職業でもあります。児童発達支援に興味がある方の参考になれば幸いです。

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