児童発達支援事業を開業する際に必要になる資金はどれくらい?

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/04/07

資金

この記事では、児童発達支援事業を開業する際に必要になる資金がどのくらいか解説するほか、開業資金を調達する方法や触れます。どのくらい費用がかかるのか事前準備の段階で把握しておくと、スムーズな開業に繋がります。これから児童発達支援事業の開業を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

児童発達支援事業を開業する際に必要になる資金

児童発達支援事業を開業する際の費用として、初期費用と開設後数か月分の運転資金を合わせた額が必要です。一般的には初期費用が約800万円以うえで、数か月分の運転資金が700万円程度かかるといわれており、合わせると1500万程度かかる可能性があります。

初期費用の内訳は、不動産費用、施設の保険、求人費用、利用者募集に関する費用、備品購入費、車両購入費と車両の保険費用です。不動産費用は開設する地域によって金額が異なるため、平均的には300万円程度かかるといわれています。ビルのワンフロアや一軒家を購入する方もいれば、賃貸契約しランディングコストになると支払い方法も異なります。

施設の保険は施設賠償保険や火災保険の費用もかかります。そのほか、加入義務はなくとも、福祉事業者向け損害賠償保険に加入することをおすすめします。開設してみると、予期せぬトラブルに見舞われる場面を想定し、施設を利用するお子さま、保護者さま、従業員のためにも加入検討するべきです。

さらに、職員の求人費用については、人員配置義務のある「児童発達支援管理責任者」や「児童指導員」、「保育士」などのスタッフ全員を求人広告で募集する場合、50万円程度はかかる可能性があります。縁故や紹介で求人ができればその限りではありません。人員基準が満たせない場合は減算対象となるため、注意が必要です。

利用者募集に関する費用は、Webサイト、パンフレット、広告媒体への掲載などを活用すると、60万円程度かかる可能性があります。そのため、備品購入費として約80万円は見込んでおきましょう。加えて車両購入費として、購入する車種や購入台数によっても異なりますが、自動車保険の加入と合わせた費用が必要です。

開設後に数か月分の運転資金も準備します。運転資金とは、従業員の人件費や毎月の経費、売り上げが入金されるまでの時間的なずれを補う資金です。児童発達支援事業はサービス提供月の2か月後に収入が発生するため、最低でも2か月分の運転資金が必要です。施設を利用する子どもへのサービスプログラムで使用する教材や物品の購入も必要です。

児童発達支援の開業費用の調達方法

新規開設する場合、事前に開業資金を自己資金で全て準備するのは困難な場合が多いです。ここからは、銀行融資などを活用し資金調達する方法を紹介します。

日本政策金融公庫の新創業融資制度、各自治体の中小企業向けの融資制度、独立行政法人福祉医療機構の融資制度を活用される方が多く、融資制度以外にも、IT導入補助金といってパソコンなどのITツールを導入すると補助金が活用できる場合があります。

ただし、対象サービスの導入前に申請が必要ですから注意が必要です。それぞれ特徴がありますから、ニーズに応じた融資先を検討してください。

児童発達支援の開業準備をスムーズにすすめるためには?

開設準備を進めるうえで、資金の調達の申請をスムーズにいくためにも、融資の相談も含め資金調達は早期から行動しておきましょう。児童発達支援を新規開設する際は、開設3~6か月前より融資制度を活用するかどうかも含め、早めの準備が必要です。開設準備に行き詰まったら、新規開設に精通したアドバイザーや税理士などの専門家に相談しましょう。

自治体によっても書類関係に準備や各種手続きが異なるため、事業計画開始の段階で開設する自治体の窓口などに足を運び情報収集し漏れの無いよう準備します。実際に準備を始めてみると時間に追われ思うように作業が進まない場面も想定し、サポートサービスの導入も考慮に入れ、開設準備間の設定には余裕をもっておくとよいでしょう。

また、子どもの発達に必要な生活習慣、自立支援の訓練を実施するために、子どもが積極的に参加でき自己肯定感を高めるプログラムの作成も必須です。ほか社との差別化を図り独自のプログラムが利用者獲得につながります。

まとめ

この記事では、児童発達支援事業を開業する際に必要な資金とその調達方法について紹介しました。さまざまな行政の申請や施設内準備と資金調達により、開業までは多忙となるでしょう。発達障害への理解の高まりから成長過程において早期の診断が可能となり、発達支援事業のニーズは高まっています。

特に低年齢期の発達支援事業へのサービス需要が高まり供給が追い付いていない状況です。一人でも多くの子どもが自己肯定感を下げることなく、自分の能力を活用しながら生きていけるよう支援が広がっていくよう願っています。

【児童発達支援】おすすめのフランチャイズ加盟先ランキング

イメージ1
2
3
4
5
会社名てらぴぁぽけっとコペルプラスシュシュウィズ・ユーチャイルドハート
特徴開業前だけでなく、開業後もスーパーバイザーが徹底的にサポートしてくれる30年もの歴史をもち、全国各地に多数の教室を構えている児童発達支援スクール業界未経験でもパートナーとして運営を徹底的にサポートしてくれる全国に280店舗をフランチャイズで展開する児童発達支援スクール発達支援のノウハウが豊富で運営を徹底的にサポートしてくれる
詳細リンク

おすすめ関連記事

サイト内検索
【児童発達支援】おすすめのフランチャイズ加盟先ランキング!
コペルプラスの画像
第3位 シュシュ
シュシュの画像
ウィズ・ユーの画像
児童発達支援フランチャイズ関連コラム