児童発達支援で行われている具体的な療育内容について解説!

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/04/07

療養内容

児童発達支援とは、障がいや発達に特性がある0歳から6歳までの児童を対象に、療育を行う施設です。近年利用者が増加傾向にあり、事業所も増えています。この記事では、実際に児童発達支援ではどのような療育が行われているのかを紹介します。また、放課後デイサービスと異なる点も踏まえながら、わかりやすく解説します。

そもそも「児童発達支援」とは?

児童発達支援では、発達特性や障がいのある未就学児に対して、日常生活を送るうえで必要な学習能力やコミュニケーション能力を向上させるサポートを行っています。児童福祉法改正前までは一律に「児童デイサービス」と呼ばれていましたが、近年は児童の年齢によって、児童発達支援と放課後デイサービスにわかれています。

児童発達支援では0歳から6歳の未就学児のサポートを行っており、放課後デイサービスでは7歳から18歳までの小、中、高校生の発達支援を請け負っています。児童発達支援は療育手帳が必要だと思われがちですが、通所施設の受給者証を発行してもらうことで、療育手帳なしでも支援を受けられます。

児童発達支援では、1回に2~3時間ほど療育を受けることができます。その合間に、保護者は子どもと離れ、休息をとったりすることができます。児童発達支援は、保護者のレスパイトケア(一時的休息)の役割も担っています。また、子どもの発達について質問や相談も受け付けており、身近な専門家として保護者をサポートしています。

児童発達支援と放課後等デイサービスは何が違う?

児童発達支援と放課後デイサービスでは、サポートする年齢や療育の目的、療育の内容も異なります。詳しく解説します。

児童発達支援の役割

0歳から6歳までの時期は、日常生活を送るうえでの気持ちの切り替えや動作、他者とのコミュニケーション方法を習得する大切な時期といわれています。これらの習得に遅れがある児童に対して、早いうちからの療育は非常に重要です。療育の内容は、五感や筋力の向上、心身の発達を目的としています。就学に備えて、潤滑に集団行動を送ることができるようにトレーニングを行っています。

放課後デイサービスの役割

学校生活は、障がい児にとって複雑な問題を生み出すこともあります。放課後デイサービスでは、それらの問題や学習の遅れなどについてサポートします。とくに思春期に起こる友人関係の問題や、親子間の関係性など、乳幼児期とは違った人間関係の悩みを解決できるようにサポートします。

子どもの希望に沿って、進学や就職に向けた療育を行うこともあります。児童発達支援では、言語や肉体的なサポートによって心身の発達を促す療育を行っているのに対し、放課後デイサービスでは、さらにその先の進学や就職を見据えた支援を行っています。

児童発達支援で行われている具体的な療育内容

児童発達支援に通う子どもたちのなかには、幼稚園と並行して通っている子も少なくありません。週に4日は幼稚園に通い、週に1日は児童発達支援に通うなど、それぞれの家庭の都合や子どもの個性に合わせてサポートしています。ここからは、実際に児童発達支援で行われている療育の内容を紹介します。運動療育

手先を使った動作が苦手だったり、うまく歩けなかったりなど、運動面で問題を抱える子どもには、ケンケンや体操、手先を使った遊びを行います。トランポリンやボールを用いて、遊びながら身体を動かす練習をしています。

学習療育

数字やひらがなが苦手な子どもや、集中して学習に取り組めない子どもに対しては、文字のおもちゃやパズルを使って学習支援を行います。知識を身につけるだけでなく、それぞれの子どもの発達度合に合わせて、考える力や集中力を養います。

言語療育

発語が遅い、言葉のやり取りや発声が苦手な子どもには、カードを使った言葉遊びやしりとりなどのゲームを通して言葉を伝える練習をします。聞く力、話す力を伸ばし、さらに理解することができるように療育を行っています。

情緒や感情の療育

お友達との関係性に問題を抱えていたり、集団行動を得意としていなかったりしている子どもには、複数人で行うゲームやレクリエーションを行います。集団での遊びを通して、言葉の伝え方や気持ちの切り替え方を学びます。先に控える学校生活においても、自分の気持ちをコントロールする力が重要です。

まとめ

本記事では、児童発達支援について、実際に行われている療育の内容も併せて解説しました。放課後デイサービスは7歳~18歳までの学校に通う児童を支援しているのに対し、児童発達支援では0歳~6歳の未就学児を対象に支援を行っています。

それぞれの子どもの障がいや発達の特性に合わせて、道具を使った遊びやゲームを通じて療育を行っているのが特徴的です。乳幼児期は脳の発達に大切な時期といわれており、障がいや発達特性のある子どもにとって、児童発達支援は重要な役割を担っています。これから先訪れる学校生活でも役に立つ、学習能力や感情をコントロールする力を身につけることができます。

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